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二重課題干渉の原因解明!デュアルタスクは女性の方が得意はウソ?

仕事の効率を高めようと、同時に二つの作業を
する人も結構いるのではないでしょうか?


車を運転中に同乗者と会話をしていると、
ブレーキを踏むのが遅れたり、きちんと返答できなかったりというように、

二つ以上のことを同時にすると中途半端な結果になる(二重課題干渉)ことは
以前から知られていましたが、脳で何が起きているかはわかっていませんでした。


京都大こころの未来研究センターの船橋教授らによって、

ニホンザルに記憶と注意の二重課題を行わせ、脳の神経活動を調べると、
課題が一つだけの場合に比べて、それぞれ神経細胞の活動が
大きく低下することがわかりました。

神経細胞がお互いの活動を制限し合うためだと考えられるようです。


今回の実験はサルの結果ですが、
人間の場合は性別によっても結果が変わる気もします・・・。


二重課題はデュアルタスク(マルチタスク)とも呼ばれ、
女性の方が男性よりも得意だと言われています。
これは、男女の脳の構造が違うためだそうです。

しかし、
女性のマルチタスク能力は月経のサイクルの影響を受け、
生理中でない時は、女性より男性の方がマルチタスクをこなせる
という調査結果も出ています。

また、2%(40人に1人の割合)の人は
シングルタスクとデュアルタスクの成績に差がなく、
デュアルタスク時の方が記憶の成績が良い等の特徴がある人もおり、
スーパー・タスカーと呼ばれるそうです。

一度に何人もの話しを聴けた聖徳太子は、
スーパー・タスカーだったのかもしれませんね・・・。


一度に複数のことをしている人は
仕事ができるように見えるかもしれませんが、

結局、仕事の質を高めたければ、
二つのことを同時にするよりも、
一つのことに集中して作業した方が良いようです。


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